福井県、早くもインフルエンザ流行期入り 地域別、年代別の感染状況は

福井県庁

 福井県は9月13日、県内がインフルエンザの流行期に入ったと発表した。10日までの1週間に県内39の定点医療機関を受診した患者が1機関当たり1.41人となり、流行開始の目安となる1.0人を超えた。県によると9月に流行期に入るのは2017年以来6年ぶり。新型コロナウイルスと同時流行の状況となっており、県は感染対策を呼びかけている。

 県保健予防課によると、4~10日の1週間に定点医療機関から報告されたインフルエンザ患者数は計55人で、前週の30人(1機関当たり0.77人)から倍近くに増えた。地域別では坂井・あわらが1定点当たり2.80人、福井市1.92人、二州1.40人、奥越0.75人、若狭0.67、丹南0.63人、永平寺町0.50人。年代別の感染者数は、10歳未満、10代がともに25人、40代2人、20、30、80代が各1人と続いている。

 県によると季節性インフルエンザは11月以降の冬場に流行することが多く、県内では前シーズン、今年1月12日に流行期に入り、4月中旬に1機関当たりの患者数が1.0を下回った。

 厚生労働省の統計では昨年12月から1機関当たりの患者数が「1」を超える状況が全国で続いている。

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 県は季節性インフルエンザについても新型コロナ同様の感染対策が有効としており、手洗い・うがいや人ごみを避けるなどの対策を呼びかけている。

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