猫を虜にする『謎アイテム』4選!理由や上手な使い方をそれぞれ解説!

猫を虜にする「謎アイテム」

他のものには無関心だけれど、なぜか反応の良いおやつやおもちゃがありますよね。そんな万人受けならぬ万猫受けする猫グッズには、どんな魅力があるのでしょうか。

今回は、猫を虜にさせる「謎アイテム」を紹介しながら、それらがウケる理由と上手な使い方について解説いたします!

1.液状おやつ

みんな大好き、あの有名な液状おやつ。稀に食べてくれない子もいるそうですが、なぜこれほどまでに人気があるのでしょうか。

実はその秘密は、シンプルな原料にあります。

例えばまぐろ味の場合、「まぐろとまぐろのエキス」を主原料とし、そこにタンパク加水分解物・糖類(オリゴ糖)・植物性油脂・増粘剤などが加えられています。

まさに新鮮な香りが猫を惹き付けているのです。ちなみに、あの有名な液状おやつは、約90%が水分で構成されています。次のような場面で活用すると効果的です。

  • 水分補給が苦手な猫への補助
  • 食欲がない時(普段のご飯にトッピング)
  • 通院やお手入れ後のご褒美
  • 人馴れしていない猫とのコミュニケーション

2.マタタビ

マタタビはおやつではありませんが、上記の液状おやつに匹敵するほどポピュラーな存在です。

そもそもマタタビとは何なのでしょうか?

マタタビとは『マタタビ科』に属する植物のことで、身近なものではキウイの枝がこのジャンルに入ります。

マタタビラクトン・アクチニジン・β-フェニルエチルアルコールなどの成分がヤコブソン器官(フェロモンを分析する部位)を通ることで興奮し、ほろ酔い状態へと導きます。ちなみに、3つめの成分は、いわゆるお酒とは異なります。

主な効能としては、ストレス解消・老化防止・食欲促進などが挙げられます。特に、次のような場面で効果を発揮します。

  • フードの変更時(微量のマタタビをふりかける)
  • 食欲がない時(同様にふりかける)
  • 水分補給が苦手な猫の補助(水に微量を混ぜる)
  • 爪とぎ器の特訓(心地よくさせて覚えてもらう)

3.蹴りぐるみ

おもちゃの中でもとりわけ人気なのが蹴りぐるみ。エビやイカがモチーフになっているので、見た目も可愛らしいですよね。

そんな蹴りぐるみですが、人気の秘訣は内蔵されたマタタビです。猫を魅了する香りがするから夢中になれるのです。

次のようなシチュエーションで使ってみてください。

  • 留守にする時
  • 仕事や勉強に集中したい時
  • 猫の運動不足が気になる時

蹴りぐるみは細かなパーツがなく、生地も丈夫です。だから、比較的安全に預けられるおもちゃになっています。

ひとり遊びの習慣が身につき、ストレス発散にもつながります。猫の反応が薄くなってきたら、外側にマタタビの粉を塗り込んでみてください。追いマタタビの効果で、猫の興味が復活するはずです。

4.ツルツル素材のトンネル

今や百均でも購入できる猫トンネル。これも人気度が高いおもちゃですよね。思わず入りたくなる理由は、猫に刻まれた本能と素材に関係があります。

猫は元々、穴の中に潜む小動物(ネズミ・モグラなど)を捕食対象として食糧を得ていました。暗くて狭いトンネルを見ると、狩猟本能が目覚めるのです。

更にカサカサと音を立てる素材もポイントで、いかにも獲物がいるように感じ取れます。猫じゃらしと併用して遊びに誘うと効果的です。次のような場面に生かしてみてください。

  • 子猫や若い猫とのコミュニケーション
  • 中年やシニアの運動不足解消
  • ストレス解消

特に狩りがしたくなる夜間に狙いを定めて誘導してみてください。

まとめ

今回は、猫が夢中になる謎アイテムを紹介いたしました。それぞれ虜になる理由が分かりましたね。愛猫が共感してくれるものはあったでしょうか。

「ここぞ」という場面で効果的な活かし方をしてみてください。上手に取り入れることで、愛猫との絆がより深まるでしょう。

最後に、今回ご紹介した内容の中で、2つほど注意すべきポイントがあります。

「マタタビ」を直接舐めさせるのは、1歳を過ぎてからにしてください。子猫には無反応なものとされていますが、稀にパニック状態に陥るほど興奮してしまう子がいます。

そして「液状おやつ」についてです。総合栄養食に位置づけられたものもありますが、あくまでもトッピングやご褒美程度に留めておきましょう。あまりの美味しさについつい食べ過ぎてしまうからです。肥満は万病の元。健康のために気を配ってあげてくださいね。

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