米大統領、弾劾の動きに反発 報道官「不正何もない」

13日、米ワシントンのホワイトハウスで開かれた会議に出席したバイデン大統領(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米民主党のバイデン大統領は13日、南部バージニア州での集会で、自身の弾劾訴追に動き出した下院共和党について「ただ私を弾劾したいだけだ」と述べ、根拠はないと反発した。ジャンピエール報道官は「大統領は不正なことは何もしていない」とし、2024年大統領選を前に「注目を集めるための行為だ」と批判した。

 マッカーシー下院議長は12日、バイデン氏が次男ハンター氏の事業に不正に関わり政治的な影響力を行使した可能性が強まったとして、弾劾訴追に向けた調査を開始するよう下院委員会に指示したと発表した。13日、共和党の下院議員らと会談し、調査の正当性を説明した。

ジャンピエール大統領報道官(ロイター=共同)

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