国民寄り添う政治を 宮崎県内 農畜水産支援継続訴え

女性閣僚5人を登用した岸田首相の内閣再改造のニュースを報じるJR宮崎駅の大型モニター=13日午後、宮崎市

 数々の懸案を抱え、第2次岸田再改造内閣が13日、スタートした。初入閣が11人で、女性は過去最多に並ぶ5人に。政治の男性偏重の是正に期待の声が上がる一方、識者は総裁選対策が狙いだと指摘する。混乱が続くマイナンバー制度への不満は根強く、信頼回復は喫緊の課題だ。県内からも「国民に寄り添った政治」を求める声が聞かれた。
 第2次岸田再改造内閣が発足した13日、県民からは豚熱対策や原発処理水の海洋放出に伴う漁業支援など農畜水産業の政策推進とともに、ガソリン価格高騰への対応を求める声が上がった。過去最多に並ぶ5人の女性起用を巡っては、子育て世代が「母親目線」を持った手厚い支援に期待。一方で、物価高は依然として家計を苦しめており、「国民に寄り添った政治運営を」と注文も付いた。

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