議長発言「ハラスメント」 三股町が申し入れ

 三股町は13日、同町議会の指宿秋廣議長が町職員に対して行った発言が、同町議会ハラスメント根絶条例が規定するハラスメントに該当するとして、町議会に適切な対応を求める申し入れ書を提出したと明らかにした。提出は11日付。町議会は「該当するかを含め慎重に対応を協議する」としている。
 申し入れ書によると、指宿議長は8月25日に開いた「第10回三股町交流拠点施設整備事業に関する調査特別委員会」で、同施設のサウンディング(対話型市場調査)の説明を行った職員に対し、「(調査に参加した業者は)砂糖に群がるアリのような、たかっているだけじゃないか」と発言したとされる。このほかの2件を含む計3件が、職員に精神的苦痛を感じさせ、条例が定めるハラスメントに該当するとしている。

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