5月上旬から続いた「ガソリン価格」の値上がりストップ 補助制度延長で約4カ月ぶりに値下がり 

 栃木県内の今週のレギュラーガソリンの小売価格は、前の週より2円値下がりして1リットル当たり182円40銭となり、約4カ月ぶりに値下がりしました。

 経済産業省が23日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、11日の時点で前の週の調査から1円70銭安い184円80銭となりました。5月上旬以来続いていたガソリン価格の値上がりはストップし、18週ぶりに下落しました。

 また、県内のレギュラーガソリンの小売価格は11日時点で、1リットル当たり182円40銭となり、前の週より4円値下がりしています。これは今月(9月)7日から政府が価格抑制のため石油元売り会社に支給する補助金制度を年末まで延長・拡充したことが要因で、今回は補助金によって12円50銭の抑制効果があったということです。

 都道府県別では41の都道府県で値下がりし、5つの県で値上がりしました。横ばいの県が1つありました。軽油は1円50銭安い164円30銭です。灯油は18リットル当たり17円値下がりし、2232円でした。宇都宮市内のこちらの店舗では今週からガソリン価格の値下げを行いました。

 また、ガソリン小売価格の高騰を受けてJAF日本自動車連盟は、政府へ対策を求める声明を発表しています。1つは「当分の間」としてガソリン税などに上乗せされ続けている特定税率を廃止すること、そして、もう1つはガソリン税に消費税が課税されている「TaxonTax」という二重課税を解消すべき」として「自動車ユーザーが到底理解・納得できない仕組みを一刻も早く解消するべき」と訴えています。

© 株式会社とちぎテレビ