アジア最高峰の自転車ロードレース「ジャパンカップ」国内外19チームが出場 今年は30回目の記念大会

 例年以上の熱い走りが見られそうです。30回目の記念大会となるアジア最高峰の自転車ロードレース・ジャパンカップの記者発表会が13日に宇都宮市で行われ、出場する19チームが発表されました。

 毎年10月に行われているアジア最高峰の自転車ロードレース「ジャパンカップ」は、1990年に宇都宮市で世界選手権が開催されたのをきっかけに1992年に誕生し、今年(2023年)で30回目を迎えます。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりとなった去年(2022年)は、大会期間の3日間で世界中から約13万人のファンが訪れました。

 開幕までちょうど1カ月、例年、東京都内で行ってきた記者発表会は、去年11月にオープンしたJR宇都宮駅東口の交流拠点施設で行われました。

 今大会は、世界最高カテゴリーのワールドチームが過去最多に並ぶ7チーム、国内8チームを含む合わせて19チームが出場します。そして、これまで14周だった宇都宮市森林公園の周回コースを16周に増やし総距離は164.8キロ、国際自転車競技連合・UCIワールドツアーに次ぐ国内唯一のプロシリーズ戦として行われます。

 中でも注目は、ベルギーのワールドチーム、スーダル・クイックステップのジュリアン・アラフィリップです。世界選手権を2度制しているフランス人ライダーで日本のレースに初めて登場する予定です。地元チームは、開催地枠で宇都宮ブリッツェンの出場が決まり、大会で使用する宇都宮の名物・カクテルをイメージした特別ユニフォームを披露するとともに意気込みを述べました。

 大会は来月(10月)13日に、チームプレゼンテーションで開幕し、翌14日に、宇都宮市の街なかを封鎖して行うスピードレース、ジャパンカップ・クリテリウム、そして15日にロードレースを行います。

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