北上の「黄金製麺」がラーメン食堂に 移転し再出発、工場も併設

黄金製麺食堂でラーメンを味わう来店客

 北上市諏訪町から同市相去町に移転した黄金(こがね)製麺所(小野寺文男社長)は、敷地内に新工場と黄金製麺食堂を開設した。3月末に市の給食事業から撤退したが、12日にオープンした食堂を新事業に位置付けて、自家製麺を使ったラーメンや手作りギョーザを提供。10月には自社製品の直売も始め、地域の食を支える。

 食堂で提供するのは、とろみのあるスープが特長の泡鶏白湯(パイタン)ラーメン(890円)、炙(あぶ)りチャーシュー丼(490円)、自家製ギョーザ(320円)など約10種類。初日は開店前から約20人が並び、瞬く間に満席になった。

 隣接する新工場は鉄骨造り平屋で、食堂と合わせた床面積は390平方メートル。工場は8月末に稼働を始め、中華麺やうどんの生麺、ギョーザの皮など、主に業務用の商品を製造している。

 食堂は平日午前11時~午後3時、同5~8時。土日祝日は午前10時半~午後8時。水曜定休で、今月は無休の予定。問い合わせは同店(0197.62.8783)へ。

 

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