ロータリー搭載のPHV発売 マツダ、11年ぶり復活

マツダの「MX―30 Rotary―EV」

 マツダは14日、独自の「ロータリーエンジン」を搭載したプラグインハイブリッド車(PHV)「MX―30 Rotary―EV」の予約販売を始めた。ロータリーエンジンは2012年に生産を終了したが、小型で高出力という特性を、多くの部品でかさばりやすいPHVに生かす形で11年ぶりの復活となった。

 MX―30はロータリーエンジンで発電し、モーターを使って走る。航続距離は約800キロ。このうち107キロは外部から充電したバッテリーだけでも走行可能で、国内のPHVで最長という。開発担当者は「普段は電気自動車(EV)のように使えて、休日は遠出ができる」とアピールした。

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