大粒で毛深く、濃厚な甘みが人気の青森県板柳町の枝豆在来種「いたや毛豆」が収穫期を迎えた。生産する「いたや毛豆研究会」の櫻庭妃咲美(ひさみ)会長(29)は「暑さと水不足の影響を心配したが、今年も甘くておいしい豆ができた」とPR。14日から収穫を始める。
今年は会員5人で計約100アール、このうち櫻庭会長は約60アールを作付け。櫻庭会長によると、畑によって若干実入りにばらつきは見られるものの、味は例年同様、濃厚でおいしいという。
いたや毛豆は、昼夜の寒暖差から実を守るため茶褐色の毛が多くつく。収穫前に試食したという櫻庭会長は「ゆでたてがやっぱりおいしい。毛豆っておいしい、と思ってもらえたらうれしい」と話した。
町ふるさとセンターの産直施設「とれたて市」で15日から250グラム540円(税込み)で販売するほか、インターネット販売サイト「かめあし商店」でも注文を受け付けている。三越伊勢丹グループの都内店舗でも販売する予定。