EURO2008に出場して「15年後の今も代表選手」なスゴい選手たち

15年前の夏に行われたEURO2008。オーストリアとスイスで共同開催され、スペインが1964年以来44年ぶり2回目の優勝を果たした大会だ。

そのEURO2008に出場した選手も大半引退してしまい、現役を続けているのも30人に満たない状況に。

今回はそれでありながらも「まだ代表選手としてプレーしている」スゴいベテランたちをご紹介する。

ペペ

代表:ポルトガル

年齢:40歳

当時の所属クラブ:レアル・マドリー

現在の所属クラブ:FCポルト

EURO2008ではポルトガル代表の最初のゴールを決め、トルコを相手に2-0の勝利に貢献した。当時は25歳だったが、チェコ、スイス、ドイツとの試合にも出場するなど中心的な役割を担っていた。

そして現在40歳になった彼はポルトガルへと戻り、FCポルトでキャプテンを務めている。またポルトガル代表でも未だにプレーし続けており、衰えを感じさせない情熱でチームを支えている。

クリスティアーノ・ロナウド

代表:ポルトガル

年齢:38歳

当時の所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド

現在の所属クラブ:アル・ナスル

2007年からポルトガル代表のキャプテンを務めたクリスティアーノ・ロナウド。予選では8ゴールを決める活躍でチームを本大会に導き、グループステージのチェコ戦ではマン・オブ・ザ・マッチにも選ばれている。

大会後に就任したカルロス・ケイロス監督によって常任のキャプテンに任命され、それから長くチームの中心人物として活躍を続ける伝説の男だ。

ルカ・モドリッチ

代表:クロアチア

年齢:38歳

当時の所属クラブ:ディナモ・ザグレブ

現在の所属クラブ:レアル・マドリー

このEURO2008が行われた夏にディナモ・ザグレブからトッテナム・ホットスパーへと移籍するルカ・モドリッチ。すでにこの時期には代表でレギュラーを務めており、開催国であるオーストリアとの試合では開始4分にゴールを決め、当時の大会最年少得点者となった。また大会のベストイレブンにも選ばれている。

もちろんそれからレアル・マドリーへと移籍してさらにキャリアを加速させ、長く世界最高のボランチとして活躍。リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドに独占されていたバロンドールを奪い取った男でもある。

ルイ・パトリシオ

代表:ポルトガル

年齢:35歳

当時の所属クラブ:スポルティングCP

現在の所属クラブ:ローマ

当時はまだ20歳だったルイ・パトリシオ。スポルティングで出場機会を獲得してすぐにブレイクし、このEURO2008のメンバーとして選出された。ただこの大会ではバックアップだったために出場機会はゼロであった。

2010年11月に行われた親善試合のスペイン戦でようやく代表デビューを果たすと、その時期にライバルだったエドゥアルドがベンフィカでサブになったため、レギュラーポジションを奪取。それから昨年のワールドカップ前まで長くゴールマウスを守ってきた。

ジョアン・モウティーニョ

代表:ポルトガル

年齢:37歳

当時の所属クラブ:スポルティングCP

現在の所属クラブ:ブラガ

17歳でスポルティングCPのトップチームに昇格し、若くしてレギュラーに定着した天才MF。クリスティアーノ・ロナウドが着ていた28番を受け継いで活躍を見せ、卓越したゲームメイクセンスとほぼ全試合に出場するタフさですぐに中心選手となった。

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18歳でポルトガル代表に招集され、2006年ワールドカップでメンバー入り。このEURO2008では開幕戦のアディショナルタイムにラウール・メイレレスのゴールをアシストしている。

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