マグワイア、ユナイテッド残留の裏側を明かす「僕が残ることを喜んでくれた」「ポジション争いに挑むことを望んでいた」

[写真:Getty Images]

イングランド代表DFハリー・マグワイアがマンチェスター・ユナイテッド残留について語った。イギリス『エクスプレス』が伝えている。

エリク・テン・ハグ監督体制となった昨シーズンはセンターバックとしての序列を大きく下げ、今夏はキャプテンの座をポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスに譲ることにもなったマグワイア。夏の移籍市場ではウェストハム行きの噂が流れ、移籍金3000万ポンド(約55億2000万円)でクラブ間合意に達したとも報じられたが、個人的な条件面で折り合いがつかず、結局移籍は実現しなかった。

ただ、マグワイアの状況はシーズンが開幕してからもやはり変わらず。ここまでの4試合で出番を得られたのは、アルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスが負傷したアーセナル戦のみとなっている。

それでもマグワイアはこの状況に前向きなようで、ここからの出場機会増加に期待していることを明かした。

「シーズン最初の4試合で先発出場していない時点でその話になるのはわかっている。試合に出たいし、サッカーがしたい」

「最初の4週間は1週間に1試合だったし、監督も僕を選んでくれないからハードだった。でも、これからはたくさんの試合があるし、たくさんの試合に出られると確信している」

また、ウェストハム移籍が頓挫したことについても言及。この破談も比較的ポジティブに捉えているようだ。

「どう言えばいいんだろう? 僕たちはただ単に合意に至らなかっただけだ」

「彼ら(ユナイテッド)は僕が残ることを喜んでくれたし、僕は自分のポジションを得るために戦えることが嬉しかった。ポジション争いに挑むことを望んでいたし、トレーニングやプレーのたびに全力を尽くすよ」

ユナイテッドは、前述のマルティネスに加え、DFラファエル・ヴァランも負傷しており、センターバックの候補が限られており、結果的にマグワイアの残留はチームを助けることとなった。

一方で、イングランド代表では、依然としてスタメンの座をキープしているマグワイア。自身のことを信じてくれているガレス・サウスゲイト監督に感謝の意を示した。

「デビューして以来、ガレスは僕によくしてくれた。良いプレーを続け、イングランド代表のために仕事をし続け、このチームの進歩に貢献し続けるんだ。このチームが進歩しているのはわかるはずだ」

「もちろん毎週毎週プレーしたいし、そのリズムを掴むことができれば助けになる。でも正直なところ気分は良い。それほど多く試合に出ていたわけではないのに、彼(サウスゲート監督)は(カタール・)ワールドカップで僕を起用してくれたし、素晴らしいワールドカップを経験することができた」

「昨シーズンはイングランド代表での2つの力強いパフォーマンスで締めくくったし、(ユーロ2024)予選では5試合全てに出場してチームに貢献した。選ばれたからには良いパフォーマンスを継続しなければならない」

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