「灯りがともされた提灯をだんじりと一緒に…」 秋祭りを前にだんじりの"脇役"作りが最盛期

各地で秋祭りの準備が進む中、「西条まつり」で夜のだんじりを彩る「ちょうちん」の製作も、市内の工房でピークを迎えています。

愛媛県西条市福武にある日野徹さんの工房では、日野さんが妻の美保さんと朝から深夜まで、「ちょうちん」づくりに追われています。

14日も日野さんが、「ちょうちん」を上下に引っ張る竹製の弓を取りつけ調整すると、妻の美保さんが丁寧な筆づかいで「だんじり」の地域名を書き上げていました。

今年の「西条まつり」は4年ぶりに通常開催となる見通しで、注文が例年の1.5倍に増えた一方、材料費が2割以上上がっているということで、物価高騰の波は伝統行事にも影を落とします。
それでも祭りが近づき、心躍る気分だと日野さんは話します。

(日野徹さん)
「コロナの時のような(規制が)無いので全面的にあるのでそれがわくわくしますね。だんじりに付いてるちょうちんは脇役なので、それが灯りがともされたときにだんじりがきれいに映ると思うので、だんじりと一緒に見てもらいたいですね」

ちょうちんづくりは、「西条まつり」の直前までつづきます。

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