東名・日本坂トンネルで防災訓練 多重事故を想定 連携を確認(静岡県)

東名高速・日本坂トンネル内で人身事故と車両火災が起きたことを想定した大規模な防災訓練が行われました。

この訓練は1979年7月11日に東名高速・日本坂トンネル下り線で、9人が死傷し173台の車が焼失した事故を教訓に毎年行われていて、今回で46回目です。

訓練には警察や消防など約100人が参加しました。トンネル内を走行していた大型バスが、前を走っていた軽自動車に追突し、合計3台関連の事故が発生、運転手1人が意識不明になり、車1台から火災が発生したとの想定で行われました。

火を使用した大規模な訓練のため、東名高速上り線・日本坂トンネルの左ルートを一時、通行止めにして行われました。

参加者は、車に閉じ込められた運転手の救助活動や、消防車による消火訓練などを行い「もしもの時」を想定した、緊迫した空気の中で訓練に臨んでいました。

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