ボクシング、重岡兄弟が調整順調 10月7日に正規王者と統一戦

スパーリングするWBCミニマム級暫定王者の重岡優大=東京都品川区

 世界ボクシング評議会(WBC)ミニマム級暫定王者の重岡優大、弟で国際ボクシング連盟(IBF)同級暫定王者の重岡銀次朗(ともにワタナベ)が14日、正規王者と闘う王座統一戦(10月7日・大田区総合体育館)へ向けた練習を公開し、順調な調整ぶりを示した。

 ともにフィリピンの選手と熱のこもったスパーリングをこなした。重岡優は軽快なフットワークを使い、左ボディーなどを披露。パンヤ・プラダブシー(タイ)との一戦を前に「超充実している。いっぱい学びながら調子を上げられている」と自信をにじませた。

 重岡銀は鋭い踏み込みから的確にジャブを当てた。1月の世界初挑戦は、ダニエル・バラダレス(メキシコ)の負傷により無効試合となった。再び巡ってきたバラダレスとの顔合わせへ「追い込めている。レベルアップできているし、減量も順調」と笑顔で話した。

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