元気あっぷむらで賞味期限切れ米粉使用のジェラート販売 確認怠り4万点超 道の駅たかねざわの指定管理者

道の駅たかねざわ元気あっぷむら

 道の駅たかねざわ元気あっぷむら(高根沢町上柏崎)の指定管理者の塚原緑地研究所は14日、同道の駅で販売するジェラートの原料に賞味期限切れの米粉を使用していたと発表した。米粉の製造時期から健康被害の恐れはないとしている。

 2021年12月に納入した米粉560キロが製造6カ月後の22年5月末に賞味期限を迎えたのに、今月9日まで使い続けていた。同日、米粉を外部の業者に譲り渡そうとした際、期限切れに気付いた。

 同道の駅内で米粉を冷蔵保管中、期限の確認を怠ったことが原因。期限超過後に販売したジェラートは約4万5800点に上る。同社は同日からジェラートの販売を一時停止している。

 再発防止策として全食品の賞味・消費期限の目視確認、日々の点検徹底などを図る。テイクアウト用ジェラートの未開封品の返金にも応じる。同社は「心よりおわび申し上げます。管理を徹底するなど再発防止に努めます」としている。

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