「防蛾灯」幻想的な風景 広島・世羅町

広島県内有数の梨の産地、世羅町で害虫から果実を守る黄色い光の幻想的な風景が広がっています。

一面に広がる淡い黄色の光。

世羅町の大豊農園では約1600本の「防蛾灯」がこの時期のみ点灯し、夜の梨畑を彩っています。

防蛾灯が梨の果汁を目当てに集まるガを防ぐため、手間がかかる袋掛けの必要がなくなり、日光が直接あたるため糖度を高くできる効果もあるということです。

世羅大豊農園 松村健立朗組合長「防蛾灯がないと梨づくりは成立しないので大切な道具の一つですね。梨園一面を照らした防蛾灯の景色も楽しみの一つにしてもらえたらと思います」

防蛾灯は梨の収穫が終わる9月末まで点灯しています。

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