北海道の「ホタテ」今大注目!中国輸入禁止で“ふるさと納税”の申し込み殺到

肉厚で旨味たっぷりのホタテ。

オホーツクの雄武町では多い日には200トンが水揚げされます。

漁は順調ですが、中国の輸入禁止措置を受け、漁師や水産加工業者は苦境に立たされています。

中国の輸入禁止でホタテがピンチ

雄武町ホタテ船団長の上林秀範さんが心配しているのは、輸出できないことによる価格の低下

収入が落ちれば、船などの維持も難しくなるといいます。

苦境に立っているのは漁師だけではありません。

冷凍したホタテを国内外に出荷している水産加工会社では、今年の売り上げが2億円ほど減る見込みです。

ふるさと納税が急増!全国から応援

そんな中、道内の漁業者を支援する動きが広がっています。

ホタテの返礼品としたふるさと納税への寄付が急増しているのです。

別海町では8月24日頃から寄附が増加。

去年の10倍ほどに増える日もあるそうです。

「(今月5日や6日には)前年比で6~7倍の応援をいただいてびっくりしている」と話すのは、別海町 総合政策課の松本博史課長。

激励のメッセージが届くこともあるといいます。

また根室市の石垣雅敏市長は、ホタテをふるさと納税の共通返礼品にしてほしいと道に要望しています。

市民の力で道産ホタテや北海道の漁業者を支援する動きが続いています。

*みんテレ9月8日OAのものです

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