れいわ山本代表「インボイスは実質的な消費増税」 衆院選、滋賀で擁立は「公募中」

街頭演説をする、れいわ新選組の山本太郎代表(14日午後、草津市・JR草津駅東口)

 れいわ新選組の山本太郎代表が14日、滋賀県の草津市と栗東市で街頭演説や集会を行った。新型コロナウイルス禍や物価高で地域経済が疲弊しているとし、「今一番やらなければならないのは景気回復だ」と述べ、消費税の廃止や10月から始まる同税のインボイス(適格請求書)制度反対を訴えた。

 草津市のJR草津駅前では、山本代表が聴衆からの質問に答える形で演説した。「インボイスは実質的な消費増税。小規模事業主がつぶれる」と反対した上で「景気回復には減税、社会保険料の減免、給付金が必要だが、一番手っ取り早いのが消費税の廃止だ」と主張した。

 次期衆院選で県内にも公認候補を擁立するか問われると「立てたいが、願望だけでは前に進まない。候補者を公募中だ」と述べた。栗東市の栗東芸術文化会館さきらで開いた集会では、野党共闘について「選挙区調整でプラスになるなら対応するが、それ以外は単独でやる」と消極的な見解を示した。

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