横浜・上瀬谷テーマパーク構想 アニメやゲームを核に 31年頃開業へ 開発主体は三菱地所 

「駅前ゾーン」のイメージ図。地元住民が日常的に利用できる店舗も設ける(横浜市提供)

 上瀬谷通信施設跡地(横浜市瀬谷、旭区)にテーマパークなどを誘致する構想で、市は14日、開発主体を三菱地所(東京都)に決めたと発表した。アニメやゲームといった「ジャパンカルチャー」を核に据え、最先端の技術を駆使した世界トップレベルの次世代型テーマパークを目指す。再生可能エネルギーの活用など自然との調和も掲げ、2031年ごろの開業に向けて準備を進める。

 発表などによると、「KAMISEYA PARK(仮称)」は、跡地を4分割したうちの一つ、「観光・賑(にぎ)わい地区」の約70ヘクタールを活用。東京ディズニーランド規模のテーマパークと複数の商業施設で構成する。

 テーマパークには複数のエリアを設け、多世代が楽しめる世界観を演出。リアルな体験だけでなく、最先端技術による仮想空間も体感してもらい、エンターテインメント性を高める。

 施設の陳腐化を防ぐため、将来的な開発用地も確保。開業当初の目標とした年間来場者数1200万人を、段階的に1500万人以上に引き上げたい考えだ。

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