亡き横田さんにささげる優勝 抑えの岩崎、「24」高く掲げ

セ・リーグで18年ぶりの優勝を決め、亡くなった横田慎太郎さんのユニホームを手にする阪神・岩崎(13)=甲子園

 14日の巨人戦の九回、阪神抑えの岩崎がマウンドに上がる際に流れた曲は「栄光の架橋」。7月に28歳で亡くなったOB横田慎太郎さんが使用していたものだ。大歓声にも後押しされてリードを守り切った左腕。喜びの輪の中で横田さんの遺族から預かった背番号「24」のユニホームを高く掲げ、胴上げもされた。

 岩崎は横田さんと同じ2014年入団。「ふとした時、思い出すことがある」と早すぎる別れを惜しみつつ、「一番いい報告ができるように」と目標を立てて戦ってきた。天国に最高の景色を届け「言葉に表せない」と感慨を語った。

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