【香港】福島・群馬の輸入野菜に不備、業者を起訴も[農水]

香港政府食品環境衛生署食品安全センターは13日、規制対象地域となっている福島県と群馬県から輸入された野菜が、食品安全条例に基づく食品安全命令に違反した疑いがあると発表した。福島産は禁輸対象で、群馬産は必要な書類が添付されていなかった。同センターは、引き続き調査を進めた上で、十分な証拠があれば輸入業者を起訴するとしている。

食品安全センターの報道官によると、検査時にラベルを確認したところ、福島産の青モミジと、放射性物質検査証明や輸出業者証明が添付されていない群馬県産のナスが見つかった。野菜はどちらも没収され、市場には出回っていない。

食品安全センターは、引き続き調査を行い、日本の関連当局への通告を含む適切な措置を取ると表明した。

香港政府は現在、野菜、果物、牛乳、乳飲料、粉乳について、福島産は輸入を禁止、茨城、栃木、千葉、群馬からの輸入には日本の管理当局が発行した放射性物質検査証明と輸出業者証明が必要となっている。

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