アダストリア Bリーグ審判ウエアをデザイン 都内で発表

アダストリアがデザインしたウエアを着るレフェリーと同社の福田泰己取締役(左から3人目)とBリーグの島田慎二チェアマン(同4人目)=東京都渋谷区

カジュアル衣料雑貨販売のアダストリア(茨城県水戸市、木村治社長)はバスケットボール男子Bリーグのレフェリーウエアをデザインし、14日に都内のイベントで披露した。新シーズンから着用される。

カジュアルファッション企業が国内プロスポーツリーグの公式審判ウエアを手がけるのは国内初という。

ウエアはグレーのシャツと黒色ズボンが基調。リーグの発足当初から掲げる三つの使命を連想した「トライアングル柄」をウエアの前と後ろに使った。レフェリーに求められる「誠実さと公平さ、冷静さ」を表現した黒をシャツの袖とズボンに入れた。黒色で汗じみも目立ちにくい。制作にあたってはレフェリーの意見を聞き、動きやすさや伸縮性、耐久性、速乾性に配慮した。

イベントで着用したレフェリーからは「かなり着心地が良く、早くコートに立ちたい」「審判もかっこいいと思われる存在になりたい」などと感想を話した。

同社の福田泰己取締役は「ワールドカップでバスケットが盛り上がる中、ファッションを通じてスポーツを盛り上げたい」と話した。Bリーグの島田慎二チェアマンは「バスケットは他のスポーツよりもレフェリーの存在が大きく注目される。職業として憧れる存在にしたい」と述べた。

アダストリアはBリーグ・茨城ロボッツのオフィシャルスポンサーも務める。

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