第2次岸田再改造内閣で初入閣した加藤鮎子こども政策担当相(衆院県3区)は14日、内閣府に初登庁した。午前10時半過ぎ、ロビーを埋めた職員が拍手で出迎える中、表情を引き締めて大臣室に向かった。記者会見などをこなし、閣僚としての一歩を踏み出した。
加藤氏は、こども政策や少子化対策、男女共同参画、女性活躍、共生社会政策、孤独孤立対策などを担う。就任後、最初の記者会見で「こども政策への対応は待ったなし。先送りできない課題だ。こども家庭庁は司令塔。こども政策に係る省庁間の縦割りを打破し、子ども、若者、子育て当事者の声を聴き、その視点に立った政策づくりを通じて『こどもまんなか社会』の実現に取り組む」と抱負を述べた。報道陣から世襲制への批判といった政策以外の質問もあったが、よどみなく答えた。
前任者からの引き継ぎを経て、夕方には内閣府の幹部職員らを前にあいさつ。「年末に向けて少子化対策施策の具体化が進められる。想像力を働かせ、皆さんとともに頑張っていきたい」と述べた。