南野拓実が振り返る、最悪の昨シーズン 「腹が立った、後悔している」

今季のフランス・リーグアンで好調なスタートを切っている南野拓実。

リヴァプールから加入してからの初年度は非常に苦しいものだったが、今季はいきなり最初の1ヶ月間で3ゴール2アシストを記録した。

昨年から今年にかけてモナコは指揮官をフィリップ・クレマンからアディ・ヒュッターに交代。それがきっかけで南野拓実は完全に息を吹き返した格好だ。

その変化について南野拓実はフランス・リーグアンの公式インタビューで以下のように説明していた。

南野拓実

「昨季は僕にとって難しいシーズンだった。チームもあまり機能していなかったし、そのような状況で自分自身のベストを見せることができなかったんだ。

もしそのときに何かを変えることができていればよかったけど、そのときは物事が明確じゃなかった。だからとても後悔している。

正直に言えば、それはとても腹が立つことだったけど、それが今の自分をプレーを駆り立ててくれているよ。今季、このフラストレーションを解消したいね!

今季監督が変わるとわかったとき、僕が望んだのは先発メンバーに名を連ねて最高レベルでプレーすることだけだった。チームとともに良いシーズンを過ごしたい。

シーズンは長いけど、これまでのところは順調に進んでいる。監督の支持を受け入れて、戦術や戦略をできるだけスムーズに実行しているよ。これからもこの調子でやっていきたい。

レッドブル・ザルツブルクでヒュッター監督と会ったとき、まだ僕はドイツ語も英語も話せなかった。少しシャイだったしね。欧州に来たばかりで、ほとんど何も知らなかった。

監督も当時の僕のことは内気な男だと思っていたけど、今ではドイツ語でも英語でも彼と話すことができる。今やこのチームの中でも最も経験豊富な選手の一人になったよ!

欧州でプレーすることはいつも夢見ていたことだった。だけど実際に来てからは難しいことがたくさんあった。

ただそれは自分にとって豊かな経験だった。今になって考えれば多くの国でプレーできたことは素晴らしいものだった。

リーグアンでもっと日本人選手を見てみたいね。いいプレーをすれば日本にももっとファンが増えると思う。そうなったらいいね」

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現在伊東純也と中村敬斗もプレーしているフランス・リーグアンは、インターナショナルマッチウィークを終えて今週末に再開。

モナコは今週日曜日にロリアンとの試合を迎える。日本代表のメンバーから漏れたことで休息十分な南野拓実のプレーに注目だ。

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