【PS目指す日本人選手の仲間たち④】ワイルドカード圏外に転落も好調な投手陣で最終決戦に突入!

激戦のア・リーグ東地区で3位につけるも、ワイルドカード争いでは圏内に1ゲーム差とポストシーズン進出に望みをつないでいるブルージェイズ。昨年は「打」のチームだったが、今季は菊池雄星も含む盤石な投手陣で2年連続のワイルドカード獲得に向けて正念場を迎えている。

日本時間5月31日に日米通算100勝、メジャー通算500奪三振を達成したブルージェイズの菊池雄星。8月3日にはキャリアハイの9勝目をマークし、特にシーズン後半は好投を見せる試合が増えている。

後半戦の菊池は防御率2.44と安定した活躍をしているが、なかなか勝ち星に恵まれなかったのは、2022年にチーム打率リーグ1位(.264)を誇った自慢の打線が低迷していることが影響しているのかもしれない。ただ、昨季リーグ8位の防御率3.87だった投手陣が今季はリーグ2位の3.77と奮起しており、激戦が続く地区に所属しながらも、ポストシーズン進出に向けて望みをつないでいる。

好調を見せる投手陣の筆頭が、9月6日のアスレチックス戦で8回を投げて1失点、7奪三振でリーグトップタイの14勝目をマークしているクリス・バシットだ。2022年はメッツで15勝を挙げると、オフにFAとなり、今季からブルージェイズに加入している。

さらに、強力な先発陣の一角を担うケビン・ゴーズマンはリーグトップの217奪三振を記録しており、3年連続で2ケタ勝利をマーク。ホセ・ベリオスの10勝も併せて、3投手が2ケタ勝利を挙げている。

また、クローザーのジョーダン・ロマノは5月27日以降、途中で故障離脱があったものの、24回のセーブ機会をすべて成功させ、リーグ2位の34セーブを挙げるなど安定した活躍を見せている。

15日に行われるレンジャーズとのカード最終戦のあとは、同地区のレイズ、レッドソックス、ヤンキースとの対戦を残すのみ。菊池は自身初の2ケタ勝利でチームを救うことができるのか。2年連続のポストシーズン進出へ向けてブルージェイズが正念場を迎える。

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