五輪の活躍誓う 森・楢崎選手が茨城県知事表敬 Sクライミング

大井川和彦知事を表敬訪問したスポーツクライミングパリ五輪日本代表内定の楢崎智亜選手(左)と森秋彩選手=県庁

スポーツクライミングでパリ五輪代表に内定している茨城県つくば市在住の森秋彩選手(19)と同県龍ケ崎市在住の楢崎智亜選手(27)が14日、茨城県庁を訪れ、「優勝目指して頑張る」と大井川和彦知事に意気込みを語った。

森選手は、8月の世界選手権で、高さ15メートル以上のコースの到達地点を競う「リード」で頂点に立った。日本女子として五輪、世界選手権を通じ、初の金メダルに輝き、パリ五輪日本代表選手に内定した。

楢崎選手は同選手権で、高さ4メートル程度の傾斜がある壁に配置された課題を制限時間内にいくつ登れるかを競う「ボルダー」と「リード」の複合種目で銅メダルを獲得、同五輪の日本代表内定を手にした。

森選手は「最後まで集中力を切らさず、楽しんで伸び伸びとやれた。精神面の自信が付いた」と振り返り、楢崎選手は「勝負どころで決められ、きつい状況から気持ちで押し切る登りができた」と語った。

大井川知事は「パリで県民の皆さんを勇気付けて」とエール。パリ五輪は来年7月26日に開幕。森選手は初、楢崎選手は東京五輪以来2回目の五輪に挑む。

© 株式会社茨城新聞社