ひろしま美術館(広島市)で開かれている「ミュシャ展」の入館者が15日、1万人を達成し、記念のセレモニーが行われました。
1万人目となったのは、広島県廿日市市から来た 村上晴香 さんです。ひろしま美術館の 角倉博志 副館長から図録などの記念品が贈られました。
村上晴香 さん
「女性の表情であったりとか、細やかなお花の絵とかがすごいなと思っていたので、今回、本物が見られるということで、ちょっと楽しみにまいりました」
アール・ヌーヴォーを代表する芸術家のミュシャは、19世紀末、フランスを中心にデザイナー兼画家として活躍。自由な曲線と植物を組み合わせた優美な女性像や、お菓子のパッケージなど市民の生活に溶け込んだ作品を手がけました。また、晩年は祖国チェコで油彩画「スラブ叙事詩」シリーズに精力を注いだことで知られています。
同郷のチマル博士のコレクションおよそ170点を展示するミュシャ展は、来月29日までひろしま美術館で開かれます。