中国公船4隻、領海侵入 沖縄・尖閣諸島周辺

沖縄県・尖閣諸島

 中国海警局の船4隻が15日、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に侵入した。首相官邸は侵入を受け、危機管理センターに設置している情報連絡室を官邸対策室に格上げした。官邸が明らかにした。中国当局の船が尖閣周辺で領海侵入したのは8月23日以来で、今年27日目。

 官邸によると、4隻は午前10時半ごろに侵入。海上保安庁の巡視船が、領海から出るよう要求した。15日午後0時15分ごろから相次いで領海の外側に出た。

 これに先立ち、海上保安庁は、尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域で中国海警局の船4隻が航行しているのを確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは42日連続。

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