100歳以上、9万2139人 53年連続増、女性が88%

100歳以上の高齢者数の推移

 「敬老の日」(今年は18日)を前に、厚生労働省は15日、全国の100歳以上の高齢者が過去最多の9万2139人になったと発表した。昨年から1613人増え53年連続で増加。全体のうち女性が8万1589人と88.5%を占め、男性は1万550人。最高齢は116歳だった。

 老人福祉法で「老人の日」と定めた15日時点で100歳以上の高齢者の数を、1日時点の住民基本台帳を基に集計した。昨年からの増加数は男性が185人、女性は1428人。2023年度中に100歳になる人は4万7107人(前年度比1966人増)だった。

 女性の最高齢は大阪府柏原市の巽フサさんで、1907(明治40)年4月25日生まれの116歳。男性は千葉県館山市の薗部儀三郎さんで、11(明治44)年11月6日生まれの111歳。

 人口10万人当たりの100歳以上の高齢者数は73.74人。都道府県別では、島根が11年連続最多で155.17人、次いで高知146.01人、鳥取126.29人の順だった。埼玉が44.79人で最も少なかった。

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