キトラ古墳壁画「玄武」一般公開 発見40年、10月14日から

「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」で一般公開される「玄武」(文化庁提供)

 文化庁は、奈良県明日香村のキトラ古墳壁画(国宝、7世紀末~8世紀初め)の「玄武」を、同村の「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」で10月14日から11月12日まで一般公開する。事前予約制。今年で玄武発見から40年になるのに合わせた。

 キトラ古墳は石室天井に天文図、東西南北を囲む壁に四神が描かれている。北壁の「玄武」は亀に蛇が絡みつく姿をした神獣。1983年11月に発見され、その後、東壁の「青竜」、西壁の「白虎」、南壁の「朱雀」などが次々に見つかった。壁画は同館で定期的に一般公開している。

 今回の公開では、ファイバースコープで撮影された発見当時の玄武の画像も紹介する。

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