ビッグモーター草津店前で、街路樹から除草剤検出 滋賀県が被害届提出へ

滋賀県庁

 中古車販売大手ビッグモーターの店舗周辺で街路樹が不自然に枯れ、除草剤が検出されている問題で、滋賀県は9月15日、草津市の県道草津守山線沿いの「ビッグモーター草津店」(木川町)の前でも調査の結果、除草剤が検出されたと発表した。近く、滋賀県警草津署に被害届を出すとしている。

 県によると、草津店の前でクスノキ4本が枯れているのを5月末に確認し、倒木の恐れがあるとして6月中旬に県が伐採した。他県の店舗前でも同様に街路樹が枯死していることを受け、7月末に土壌などの調査を業者に依頼していた。

 調査は、伐採した木片なども採取して行い、今週になって木片から除草剤成分を検出した。草津店は県の聞き取りに対して「店舗前の環境を整えるために除草剤をまいた」と認め、ビッグモーター本社は街路樹の原状回復を県に申し出ているという。

 県は「適切に対応し、しっかりと復旧を求めていきたい」としている。

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