「世界の記憶」に原爆写真申請 広島の惨状を撮影、1532枚

 中国新聞社と朝日新聞社、毎日新聞社、広島市は15日、原爆投下による広島の惨状を撮影した写真計1532枚について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」登録に向け、ユネスコ国内委員会へ共同申請したと発表した。被爆80年となる2025年の登録を目指す。

 「広島原爆記録写真―『きのこ雲』の下から」のタイトルで、米軍が原爆を投下した1945年8月6日から同年末までに、推計約14万人が犠牲になった被爆地の実態を写した。被災した市民や、新聞3社と同盟通信社(共同通信社の前身)のカメラマンら計27人と、陸軍船舶司令部写真班によって撮影された。

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