「長寿の秘訣はストレスのない環境」敬老の日を前に宮島水族館でお祝い

敬老の日を前に、広島県廿日市市の宮島水族館で生き物たちの長寿を祝うイベントが開かれました。長寿の秘訣は、「ストレスのない静かな環境」だそうです。

くす玉でお祝いされたのは、宮島水族館のゴマフアザラシの中で最高齢、メスの「フミちゃん」! 娘の「フーちゃん」と一緒に入場しました。

フミちゃんは30歳、人間でいうと80代になるそうです。

長寿の秘訣は、「強いストレスを与えず、静かな環境」だそうです。

視力は落ちていますが、食欲旺盛で多いときはアジやイカナゴなど1日に6キロも食べるとか…。きょうは特別に大好物の特大「ホッケ」をいただきます。

フミちゃんは現在、中四国の水族館にいるアザラシの中で最高齢ですが、日本一は40歳とのことです。

横浜からの観光客
「最高齢まであと10年、でも食欲があれば。あのホッケ2匹食べれるくらいなら。みやじマリンのフミちゃんが日本一長寿のアザラシになってほしいと思います」

宮島水族館 鶴田千佳 飼育員
「フミちゃんのペースを崩さないように、マイペースに生活できるように心がけています」

一方、フミちゃんの “だんなさん”「ゴローくん」は28歳。来場者も触れあうことができます。

続いて、祝ったのは水槽の中にいる長寿の魚たち。潜水した飼育員がエサをくばっていきます。

推定40歳を超える「ヤイトハタ」です。36年前から水族館にいる館内一の古株です。悠然と泳ぐ姿はまさに水族館の “主” 。

こちらは、全長3メートル、重さ200キロの「マダラエイ」。2011年に水族館がリニューアルして以降、この水槽で最も大きな長老です。

東京からの観光客
「わたしたちより年上で敬老の日にあやかり、親にも長生きしてほしいと感じた」

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