不動産賃貸・野口産業が破産へ 負債13億円

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東京商工リサーチつくば支店は15日、不動産賃貸業の野口産業(茨城県牛久市牛久町)が水戸地裁龍ケ崎支部から破産手続き開始決定を受けたと発表した。決定は6日付。負債は約13億円。

同社は1973年設立。同市や土浦、つくば市など茨城県南地区に所有するテナントビルや倉庫、貸店舗などの不動産賃貸のほか、不動産売買、金融業、損害保険代理業を手がけていた。90年前後には4億~5億円の売上高を上げたとされるが、バブル崩壊で業績が悪化し、金融債務は2000年に整理回収機構に譲渡されていた。不動産売買業は関連会社に移管し、自社物件の賃貸などで債務圧縮を進めてきたものの、18年ごろに事業活動を停止した。

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