ボッチャ熱戦交流 那須塩原で大会 障スポレガシーを継承

ボッチャを行う参加者たち

 【那須塩原】市は10日、高柳の三和住宅にしなすのスポーツプラザ体育館で「いちご一会とちぎ大会記念 第1回市ボッチャ大会」を開き、県内26チーム約90人が競技を通し交流を深めた。

 大会は昨年、市内で開かれた全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」のレガシー(遺産)継承などが目的。年齢差や障害の有無関係なく参加できる「インクルーシブ大会」として、小学生や高齢者、障害者と健常者が一緒になって競技を楽しんだ。

 1チーム3、4人で構成し、リーグ戦と決勝トーナメントを行った。多くの参加者がボッチャ初心者ながら、試合中は好プレイのたびに敵味方関係なく歓声と拍手が送られ、互いのチームをたたえ合った。

 優勝した「那須塩原市スポーツ推進委員協議会A」の室井(むろい)あつ子(こ)さん(67)は「優勝できるとは思っていなかった。手応えのあるプレイもできてよかった」と笑顔で話した。

 市スポーツ振興課の藤田雅司(ふじたまさし)主任(37)は「多くの人たちがボッチャを楽しみながら交流してもらえたと思う。今後も『とちぎ大会』のレガシーを生かし、この大会を続けていきたい」と話した。

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