前夜祭から華麗な音色 金沢ジャズストリート16日開幕 15周年、期待高まる

にぎやかな演奏で盛り上がる会場=いしかわ四高記念公園

 金沢ジャズストリート2023(同実行委員会主催、北國新聞社など共催)は16日、市中心部で3日間の日程で始まる。15日は、いしかわ四高記念公園で国内外の4組が出演する前夜祭が繰り広げられ、15周年を迎えたジャズの祭典開幕へ、約5500人の観衆が期待を高めた。

 前夜祭は学生バンド「同志社大学The Third Herd Orchestra」の演奏で幕を開け、ファンク・バンド「NAUTILUS」が会場を盛り上げた。サックス奏者のマイケル・ロッシさん、フルート奏者のジャマイケルさんは地元のミュージシャンと共演し、サックス奏者のユッコ・ミラーさんも伸びやかな音色を響かせた。

 16日は午前10時40分にいしかわ四高記念公園でオープニングセレモニーが行われ、市中心部の8会場で「まちかどジャズライブ」が始まる。

 北國新聞赤羽ホールでは午後2時半から、学生ビッグバンド・カーニバルが行われる。午後6時半からはANAクラウンプラザホテル金沢で、15周年記念企画「ジャズ晩餐会」が催される。

  ●金城樓で味も堪能

 金沢ジャズストリートの特別イベント「金城樓で楽しむJAZZの夕べ」(北國新聞社後援)は15日、橋場町の金城樓で開かれ、160人が老舗の味を弁当で堪能しながら、演奏に聴き入った。

 サックスの米澤美玖さん、ギターの小川悦司さん、「溝口尚カルテット」が出演し、「インプレッションズ」などのジャズの名曲や、米澤さんのアルバム収録曲「アミュレット」などを披露した。アサヒビールが協賛した。

  ●17日夜の出演者変更

 実行委は、17日夜に尾山神社で行われる「まちかどジャズライブ」の出演者を変更する。スペイン・バスク地方の伝統打楽器を奏でるユニット「Oreka TX」に代わり、ボーカリスト平賀マリカさんと「JAZZ-21」出身のベーシスト小西佑果さんらのトリオなど3組が演奏する。

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