待ちわびる号砲 ツール・ド・のと

受け付けを済ませ、愛車を調整する参加者=金沢市の石川県西部緑地公園

  ●きょうから3日間

 北國新聞創刊130年記念ひゃくまん穀(ごく)プレゼンツ第35回ツール・ド・のと400(同実行委、北國新聞社主催)は、16日から3日間の日程で開催される。1906(明治39)年に北國新聞社が主催した自転車大競走を源流とする大会本番に向け、15日は金沢市の県西部緑地公園で出走受け付けが始まり、参加者が歴史を刻む号砲を待ちわびた。

 3日間で702人がエントリーしている。初日は輪島市までの136.9キロ、2日目は七尾市までの136.1キロ、最終日は氷見市を経由してゴールの金沢市までの138.2キロと、能登半島を一周する全長411キロのコースを巡る。

 受け付け会場では、申し込みを済ませた参加者がペダルの位置やサドルの高さを細かく調整し、3日間を走り抜く本番に備えた。

 15大会連続出場の金大OBで会社員の草間茂樹さん(52)=東京=は「他にはない魅力がつまった大会で、元気をもらうため今年も来た。地震で被災した珠洲を応援するような走りを見せたい」と話した。

 志賀町のロイヤルホテル能登まで走るハーフコースも実施されるほか、第54回中部日本サイクリング大会2023in石川も併催される。

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