北陸新幹線の福井県内開業まで半年 9月23日から走行試験、各駅でセレモニー

 来年3月16日の北陸新幹線福井県内開業まで半年となった。9月23日からは金沢―敦賀間で走行試験がスタートする。同日と10月1日には県内各駅で初入線を祝うセレモニーが予定されており、歓迎ムードが一気に広がりそうだ。

 23日からの新幹線電気・軌道総合検測車「イーストアイ」による試験に続き、26日には北陸新幹線車両「W7系」が県内を走行。両車両が12月9日までのうちの約40日間、1日1往復程度走行し、軌道や架線、信号設備などに問題がないか確認する。その後、国土交通省の完成検査を経て、年明けごろからJR西日本の運転士が習熟訓練の試運転を行い、開業に備える。

 運賃やダイヤは年内に発表される見込みだ。2015年3月の金沢開業時には14年10月3日に運賃、12月19日にダイヤが発表された。

 イーストアイの初走行に合わせ、県は23日午前9時ごろから芦原温泉駅で歓迎式を開く。W7系の走行試験開始後、初の週末となる10月1日には芦原温泉、福井、越前たけふ、敦賀の4駅で地元自治体が歓迎式を開き、計1600人の県民が新幹線を出迎える予定だ。

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