リヴァプールのクロップ監督、1月のサラー移籍の可能性を記者に聞かれ激怒

写真:サラーの移籍について問われ怒りをあらわにしたクロップ ©Getty Images

リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は、引き続きエジプト代表FWモハメド・サラーの移籍の可能性に悩まされることになるかもしれない。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

サラーは今夏、サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・イテハドから移籍金2億ポンド(約366億6080万円)という破格のオファーが届き、一時は移籍が濃厚と見られていたが、リヴァプール側が断固として移籍を拒否したため、最終的には残留することになった。

しかしサウジ・プロフェッショナルリーグのフットボール・ダイレクターを務めるマイケル・エメナロ氏は「サラー獲得への扉は完全に閉ざされたわけではない」と断言し、来年1月の移籍市場で再びサラー獲得に向けた動きが出てくることを示唆した。

そしてプレミアリーグ第5節ウルヴス戦の前日記者会見で記者からこの件について問われたクロップ監督は「冗談だろう?」と語り、こう続けた。

「移籍マーケットが閉まってからたった1週間後に、1月の移籍マーケットについて尋ねられることになるとはね。確かに君(質問した記者)は、12月までこの手の質問を私にするのを待つことはできないだろうね。何が起こるのかはこれから見ていかなければならないが、今のところは何も心配していないよ」

そして1月のサラー移籍の可能性についても、次のように否定した。

「君が傷口を再び広げるまで、そのようなことは考えもしなかった。私はその件について全く心配していないよ」

サラーはプレミアリーグ開幕から4試合連続で先発出場を飾っており、ここまで2ゴール2アシストを記録。リーグ戦19ゴールを記録した昨シーズンを上回るほどのハイパフォーマンスを見せており、引き続き活躍を見せた場合、1月にアル・イテハドに引き抜かれるとチームにとっては大打撃となることは間違いない。

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