岸和田だんじり祭が開幕 威勢良く「ソーリャ、ソーリャ」

大阪府岸和田市で始まった「岸和田だんじり祭」=16日午前

 大阪府岸和田市の伝統行事「岸和田だんじり祭」が岸和田・春木両地区で16日始まった。「ソーリャ、ソーリャ」という威勢の良いかけ声とともに太鼓や笛の音が響き、だんじりが城下町を豪快に駆け巡った。17日まで。

 南海電鉄岸和田駅前には重さ約4トン、高さ約4メートルのだんじりが次々と登場。うちわを手に屋根で舞う「大工方」の指示で、勢いを付けたまま街角を直角に曲がる「やりまわし」が披露された。沿道の見物客はその瞬間を逃すまいと熱い視線を送り、スマートフォンで撮影していた。

 岸和田市の大学院生(24)は「今年もこの季節が来た。やりまわしを見ると気分が高まる」と話した。

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