長崎県選出の2人が政務官に就任 加藤氏が国土交通兼内閣府兼復興、古賀氏は内閣府

 第2次岸田再改造内閣の人事で15日、本県選出の加藤竜祥衆院議員(43)=自民、長崎2区=が国土交通兼内閣府兼復興政務官に、古賀友一郎参院議員(55)=同、長崎選挙区=が内閣府政務官に就任した。
 加藤議員は、初の政務三役入りを受け「1期生にもかかわらず重責を担わせていただき、地元や先輩の方々に感謝する」と表情を引き締めた。「長崎は離島が多く人口減少が著しい。国土強靱(きょうじん)化に力を入れ、端々まで豊かさが享受できるよう政策を訴えたい」と抱負。九州新幹線長崎ルートについて「しっかりと長崎、佐賀両県と話し合い、全線フル規格へ一歩でも前進できれば」と語った。
 古賀議員は2期目で、総務兼内閣府政務官、環境委員長などを歴任し現在、内閣委員長を務める。
 「内閣府が所掌する分野は非常に幅広い。国民が政策をどう見ているかという視点を特に意識しなければならない」と強調。地方創生を巡り「長崎は国全体の課題が色濃く出ている地域でもある。オールジャパンの底上げを図る中で、長崎の発展にも資する仕事をしていきたい」と述べた。

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