100歳以上、栃木県には1217人 2005年度以降初の減少

県内の100歳以上高齢者

 「敬老の日」(18日)を前に、県保健福祉部は15日時点で100歳以上となる県内高齢者は前年度比27人減の1217人になると発表した。統計の残る2005年度以降、初めて減少した。22年度までは17年連続で過去最多を更新し続けていた。

 100歳以上の女性は44人減の1070人、男性は17人増の147人だった。減少に転じた理由について、県高齢対策課は分析が済んでおらず不明とする一方、新型コロナウイルス感染拡大の影響は「否定はできない」としている。

 23年度に100歳になる県内高齢者は15人増の678人。うち女性が555人、男性が123人で全員に記念品などが贈られる。

 県内の女性最高齢は1914(大正3)年3月17日生まれで109歳の安藤(あんどう)テイさん=鹿沼市在住。男性最高齢は22年度に続き、1915(大正4)年10月5日生まれで107歳の沼野徳三郎(ぬまのとくさぶろう)さん=宇都宮市在住。

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