憧れの21美「夢かなう」 香取慎吾さん個展開幕

個展の会場に登場し、来場者と交流する香取さん(右)=16日午前10時、金沢21世紀美術館

  ●開場前に1000人列

 俳優・タレントの香取慎吾さんによる北國新聞創刊130年記念の個展「WHO AM I SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR」(北國新聞社、北陸放送主催)は16日、金沢21世紀美術館で始まり、「光」と「闇」をテーマにした約200点が展示された。会場に登場した香取さんは「ずっと憧れてきた美術館で展覧会ができる。夢はかなうってことを実感している」と笑顔で語り、金沢展の開幕をファンと喜び合った。

 香取さんの個展が北陸で開かれるのは初めて。午前10時の開場を前に約千人が列をつくるなど大勢の人でにぎわった。

 香取さんは先着200人と交流した。来場者は香取さんが姿を見せると、一斉にスマートフォンを向け、「慎吾おはよう!」「かっこいい!」などと歓声が響いた。

 香取さんは「いつか遊びに来たいと思っていた21美で展覧会ができるなんて信じられない。皆さんのおかげです」と感謝し、21美のマップを参考にした絵画「in金沢」や九谷焼の皿、一筆書きで描いた絵など金沢オリジナル作品を紹介した。

 少しずつ描いている絵に新しい線を足すパフォーマンスも披露し、ファンのリクエストに応えて、金沢おでんや鼓門などを描いた。

 10月15日までで会期中は無休。開場時間は午前10時~午後6時で、土曜は午後8時まで。入場料は一般2千円、中高生1300円、小学生600円。

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