プジョー9X8、グスタボ・メネゼスがWEC最終戦後にチーム離脱へ「新たな扉が開く」

 WEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに参戦しているグスタボ・メネゼスが、今季終了後にプジョー・トタルエナジーズ陣営を離れることが明らかになった。

 メネゼスは9月15日、自身のインスタグラムの投稿において、11月のバーレーン8時間レースがプジョーでの最後のレースになることを明かした。

「山あり谷ありの3年間にわたる旅を経て、バーレーンがプジョーとの最後のWECのレースになる」とメネゼスは綴っている。

「このプロジェクトを一緒に組み上げ、生涯忘れられない思い出を作ることができたのは、このうえない喜びだ」

「ひとつの扉が閉じれば、新たな扉が開く。2024年の僕の計画をみんなに知らせるには時期尚早だけど、早いうちにできるだろう。チームの幸運を祈っている」

2023年のWEC世界耐久選手権で94号車プジョー9X8のドライバーを務めているグスタボ・メネゼス

 メネゼスはプジョーのハイパーカープログラムに当初から参加し、昨年のデビュー戦となったモンツァ6時間レースから94号車プジョー9X8のラインアップを構成してきた。

 ニコ・ミューラー、ロイック・デュバルとともに、今年のル・マン24時間レースでは一時表彰台争いにも加わったメネゼスだが、12時間目にアクシデントが発生し、その後エンジントラブルに見舞われ、修復のために順位を落とした。

 プジョーはまだメネゼスの後任を発表していない。

 なお、リザーブドライバーを務めるストフェル・バンドールは、先日の2023年第6戦富士6時間レースでミューラーの代役として9X8のステアリングを握り、レースデビューを果たしたばかりだ。

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