巨大わらじを海に流して大漁と安全祈願 三重・志摩市で4年ぶり「わらじ祭り」

三重県志摩市では、巨大なわらじを海へ流して、海の安全と大漁を祈願する「わらじ祭り」が行われました。

この祭りは昔、海辺の村を荒らす巨人「ダンダラ法師」に困った村人が、「この村にはさらに大きな力持ちがいる」と、畳一枚ほどの大きなわらじを海へ流し、威嚇し、退散させたという民話に基づくもので、300年以上続いています。

16日は地元の人たちの手によってつくられた、長さ2.1メートル幅2.2メートルの「巨大わらじ」を前に、地元の子供達が神事「わらじ曳き」を披露しました。

そして男衆が「巨大わらじ」を担ぎ、7人の老婆が「えれわか」と呼ばれる唄を歌い、海の安全と大漁を祈願し海へ流しました。

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