「フタバ」と呼んで ゴマフアザラシ子獣の愛称決まる 上越市立水族博物館うみがたり

愛称が書かれた垂れ幕の横で愛嬌を振りまく「フタバ」

上越市立水族博物館うみがたりで16日、今年生まれたゴマフアザラシの子獣の愛称発表が行われた。1万5980通の応募の中から「フタバ」と名付けられた。

フタバは今年3月に雄のアラシ、雌のナノハの間に生まれた雌。同館でのゴマフアザラシの誕生は国内飼育最高齢となったジローが生まれた昭和58年以来となる。7月から一般公開を始めると、かわいらしいしぐさを見せて人気者になった。

同館は夏休み期間中に愛称を公募。「フタバ」の応募数は多くなかったが、父母の名前からの連想や季節感から選ばれた。同館は「皆さんのおかげですてきな愛称が決まった。これからも成長を見守ってほしい」と話した。

発表会には県外から訪れた人もあり、同館の公式インスタグラムで生配信も行った。フタバがひもの付いた魚を加えると名前が書かれた垂れ幕が開いて発表された。フタバは垂れ幕を前に回転したり、手を振ったりと愛嬌(あいきょう)を振りまいた。

市内から訪れた女性(35)は「かわいいので度々見に来ている。自分の応募したものは選ばれなかったが、ぴったりないい名前」と話した。

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