オレンジ色の眼鏡橋 諫早各地で啓発活動 9月「世界アルツハイマー月間」で

ライトアップされた眼鏡橋=諫早公園

 9月の「世界アルツハイマー月間」に合わせ、諫早市は啓発活動の一環として、諫早公園(高城町)にある国指定重要文化財「眼鏡橋」などを夜間、認知症支援シンボルカラーのオレンジ色でライトアップしている。
 国際アルツハイマー病協会は世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月を同月間、21日を「世界アルツハイマーデー」とし、啓発活動に取り組んでいる。ライトアップは、観光名所の眼鏡橋など園内2カ所で27日まで(午後6時~10時)実施している。
 このほか諫早駅では、構内モニターで認知症の症状を市職員が分かりやすく描いた4こま漫画などを放映しているほか、認知症の進行や状態に合わせて受けられる医療・介護・福祉サービスなどを紹介したパネル展を開催(いずれも20日まで)。市内4図書館(諫早、たらみ、西諫早、森山)では認知症に関する絵本などを紹介する特設コーナーを設けている(30日まで)。
 市は「認知症への周囲の正しい理解とアプローチがあれば、本人も安心する。正しい知識と理解を深めてもらい、認知症になっても住み慣れた地域で暮らし続けられる社会づくりにつなげたい」としている。

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