B1長崎ヴェルカ 三河下し開幕に手応え プレシーズンマッチ、PVで長崎から声援

パブリックビューイングで声援を送る市民ら=長崎市、出島メッセ長崎

 10月5日に開幕するバスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の長崎ヴェルカは16日、愛知県刈谷市のアイシン体育館でB1三河とのプレシーズンマッチに臨み、101-95で競り勝った。前田監督は「B1チームとの試合ということでチャレンジをテーマに戦った。課題もあったが、全員が一つになって戦えたのは収穫」と手応えを口にした。
 ヴェルカは序盤から新加入選手が活躍。ブラントリー、森川らが5本の3点シュートを決め、第1クオーターを25-12で発進した。第2クオーターは三河にインサイドを支配されて苦戦。47-46と1点差に詰められて前半を折り返した。
 後半は一進一退の攻防が続き、ゴール下で得点を重ねた三河が第4クオーター2分に5点をリードしたが、ヴェルカもここからパーキンズ、ブラントリーが個人技で点差を詰めると、5分にチャンの3点シュートで84-83と逆転に成功。その後は荒谷、パーキンズらがゴール下に切り込んで加点して、最後は6点差をつけた。
 ヴェルカの契約第1号選手で、ここまでチームを引っ張ってきた松本は「今シーズン初の試合を勝利で飾れて良かった。課題を修正して次の試合に臨みたい」、森川は「チームが順調に成長していることをファンに見せられて良かった」とコメントした。
 この日は長崎市の出島メッセ長崎でパブリックビューイングを開催。ヴェルカの伊藤社長の解説やMCの実況、ヴェルチアの応援などの演出の中、集まった約1000人のファンがエールを送り続けた。B3のころから応援しているという大村市の公務員、吉野聖司さん(45)は「新加入選手の活躍を見ることができて楽しかった。長崎に元気をくれてありがとう」と声を弾ませていた。
 ヴェルカの次戦は22日。長野市真島総合スポーツアリーナで開かれる天皇杯2次ラウンド1回戦で、B3ヴィアティン三重と対戦する。午後2時半開始予定。


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