【ノア】デビュー25周年の丸藤正道とウィル・オスプレイの至高の戦いに場内大熱狂!丸藤「とんでもないバケモノですよ」

プロレスリング・ノアは9月17日(日)に東京・後楽園ホールにて、CLEANUP INTERNATIONAL presents 「真・飛翔 〜丸藤正道デビュー25周年記念大会〜」を開催した。

丸藤デビュー25周年記念の今大会では丸藤を憧れの選手、ヒーロー、そして「俺の技の70%は丸藤選手が作ったのかもしれない」語るウィル・オスプレイとのシングルマッチが実現。対戦カードが発表されると早々にチケットが完売となり注目となった試合は大激戦となった。

序盤に丸藤のチョップを胸にくらったオスプレイは、涙ぐむしぐさを見せ、礼をして感謝を示した。チョップ合戦やフロム・コーナー・トゥ・コーナーをお互いに見せ、トラースキック合戦など至高の試合展開に場内は大熱狂となったが、最後はヒドゥンブレイドからのストームブレーカーでオスプレイが勝利した。

勝利したオスプレイは丸藤への感謝を述べ、座礼をすると丸藤も座礼。二人に大きな拍手が送られた。

丸藤も英語でオスプレイへの感謝を述べると改めて「25年前、自分がこの世界に入ろうと思った時、両親は何も反対せず、一生懸命やってこいと言ってくれました」と延べ、さらに家族への感謝、スタッフや観客、配信を見ているファンにも感謝を語った。

続けて「俺はポジティブがポジティブを呼ぶと思っているので。今まで本当にいろんなことがありました25年間。このノアになってもホントに色んなことが起きた。だけど俺は前を向いて、常に歩いてきました。そんな中で、皆さんがこうして応援してくれたことが力になっています、ありがとう。今日は負けてしまいましたけど、もう一度テッペン目指して頑張ろうと思います。丸藤、そしてプロレスリング・ノアをどうぞよろしくお願いします」と大会を締めた。

バックステージにて丸藤はオスプレイとの試合を振り返り「まさに天才です。ああいうレスラーを天才って言うんじゃないですか。みんなは俺のことをそうやって言ってくれたりするけど、俺なんか全然。そして、現代プロレスの完成型じゃないですか。しかもあいつが自分が完成していると思ってないから怖いよねまた。いや、素晴らしいやっぱり。悔しいけど、素晴らしい。気持ち良かったです」

――観客の反応はいかがでしたか?超満員札止めでしたが。

「本当にそれは1枚1枚のチケットの大切さっていうのはこの何年間も感じてきたし。こうやって今日、ソールドアウトっていう形でお客さんも応援してくれたというのは、やっぱりプロレスには可能性があると思うし、その可能性というものをしっかりどれだけ世間に伝えていくか。うちの選手だっていい選手いっぱいいるんですよ、いい試合だっていっぱいするんですよ。彼らのそれがただ伝わってないだけ。俺はたまたま彼らよりちょっとだけ、ちょっとだけこうやって伝えられることができたから今日こうなってるけど。1人1人がこれをできれば、いつも常に超満員だ。武道館だって、ドームだって夢じゃない。別に上から言うわけじゃないけれども、そうしていくことが1人1人が自覚を持ってやっていくことが、このノアの発展につながるんじゃないですか。だから、俺もこれからしっかり精進して。今日負けちゃったしね。精進して、全てがパーフェクトな形で。本当だったら、ジェイク・リーに勝って、ベルトを獲って、N-1に出て、N-1に優勝して、今日という日を迎えて、あいつに勝てば、俺のプロレス人生はもう言うことなかったよ。でも、それじゃもしかしたら引退してたかもしれないから。結果的にこれはよかったけど。生きて帰ってこれてよかったです。とんでもないバケモノですよ」

――25年経ちましたけれども、まだまだレスラーとしての欲は?

「今日見てどうでしたかね?丸藤もうちょっとやれると思ってくれたなら、もうちょっとやらしてもらおうかな。結構なんだかんだ言ったって、ギリギリで生きてきたんで。でも、そのギリギリが楽しいしね。ギリギリでやれることをやるとこうやってお客さんが喜んで見てくれるんで。すっとマスコミの方も俺の25年をずっと知っている方もいるし、もっともっとノアとしっかり歩んでいきたいと思います」とこれからの意欲も語っていた。

CLEANUP INTERNATIONAL presents 「真・飛翔 〜丸藤正道デビュー25周年記念大会〜」
日時:2023年09月17日(日)開始11:30開場10:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,532人(札止め)

<メインイベント・スペシャルシングルマッチ>
●丸藤正道 VS ◯ウィル・オスプレイ
23分03秒 ストームブレイカー → 片エビ固め

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【動画】憧れの丸藤からチョップを受け感激して涙ぐむオスプレイ

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